「緑一会」開かれる

     卒業後63年の例会                     

高木 暢之 (1回A組)

 緑友同窓会では、一番の「長老(?)」に当たる一回生(昭和25年卒業)の同期会が4月20日
に開かれた。

 一回生は、AB組(男子)とC組(女子)の三クラスから成り、下馬の木造校舎から巣立ったのは
138人だった。

 それから63年。近年、三クラス合同の同期会を開こう、という声が高まり、今年は昨年に続いて
虎ノ門の霞友会館で行われた。

 死去・あて先不明者を除く97人に案内を出したところ、30人が出席。この年齢にしてはかなり
なもので「附中」のもつ強い磁力のおかげなのだろう。新緑に輝く皇居を見下ろす絶景を楽しみなが
ら、思い出やお互いの近況に話ははずんだ。

 気になることが一つある。この日集まったのは、ほとんどが78歳。その平均余命(よめい)は
男性は
9.5年、女性は12.8年(厚労省の平成23年簡易生命表)ある。この残された年月を内容の濃い
ものにするには、どうしたら良いのだろう。

 幹事代表として山梨県から上京し、集合写真の郵送までご苦労の多かった吉田謙三さん、また会場
をあっせんいただいた松木俊武さん(ともに
B組)に深くお礼申しあげるとともに、来年もまた元気
な皆さんにお会いしたい。